女性の管理職に、男のようなやり方はしてほしくない

【建設】有能な女性管理職には母親の経験がある人が多いですよね。男の生態もよくわかっているので対処もうまい。後輩の子育て中の女性に対して「夫が手伝ってくれなかったから私も苦労したけど、こうやってがんばってみたら」と言えば説得力があるし、手の届きにくいところまで配慮してくれる。

【食品】一度時短勤務を経験した女性はムダなことを極力やりたくないし、つまらない会議なんかもやりたくないから生産性が高い。時間が限られているので段取りがうまいし、周りの部下も動きやすい。

【小売り】大事なのは管理職になったら何をどうやりたいのかを明確にすること。生き生きと仕事をしている人に共通するのは、自分のやりたいことがもともとあり、それをやるために役職が必要だったという点。それから、部下とのコミュニケーションではロジカルに話をする。よく感覚だけで話す女性がいますが、ゴールを意識したうえでその人の話を聞くなど、ロジカルなコミュニケーションスキルを学んでほしい。

【食品】女性は男性と違う独自性があるし、経験も違う。たくさんの男性の中にいることを、むしろ得だと思ったほうがいい。育児経験もこれまではデメリットになることが多かったかもしれないが、今は皆と違う新しいことを考えないといけない時代。女性が少ない職場であれば、それを逆にメリットだと考え、がんばってほしいですよね。 

▼女性管理職がしがちな、失敗からの回避法
女性管理職は、つい気負いすぎる傾向があるよう。「女だから」とバカにされないように努力することは大切だが、逆に意識しすぎると周囲の反発を買うことに。女性ならではのしなやかさが、女性リーダーには必要だ。

1. 性差を意識しすぎない
2. 変に弱さを見せない
3. ロジカルなコミュニケーション力を身につける
4. 男性社会にいることをメリットと捉える