860点(520点から+340点UP)
●デル クライアント・ソリューション統括本部ビジネス開発マネジャー 若林 愛さん

▼点数アップで新規立ち上げ部署へ! 夢の海外勤務に向けて、さらにまい進中

「せっかく外資系にいるのだから、英語力を身につけてステップアップしてみたら」。

TOEIC挑戦のきっかけは社内で尊敬するメンターの女性のひとことで、若林愛さんの挑戦がはじまった。とはいえ、多忙を極める中で勉強するには覚悟が必要。「TOEICに取り組むのは1年だけにしようと決めて、まずは英語学校に通いました」。選んだのは英会話学校やTOEIC対策講座ではなく、英語の基礎をしっかりと学べる小規模の学校だ。

「学校へ通った5カ月間は我慢の時期。『こんなにも私は英語がわからないのか』と落ち込むばかりでした」。学校からは容赦なく暗記やリーディングの宿題が出た。必死でこなしているうちに、突然700点後半をマークできた。そこからは、一気に壁を乗り越え、860点まで押し上げた。その直後、社内で海外企画の部署が立ち上がり、異動が決定。「勉強してきたからこそつかめたチャンスでした」

現在、海外とのやりとりを英語でこなす日々の若林さん。英語習得によって、夢実現への最初の切符を手にした彼女は、身についた勉強習慣を生かし、4月からはMBA取得のために社会人大学院へ。「海外赴任するのが、新しい夢!」と強い眼差しで語った。

<スコアアップで人生どう変わった?>

勉強に費やした時間:1年間
Before:外資系企業に勤めながらも、ほとんど英語との接点なし
After:社内異動によって海外とのやりとりのある部署へ
さらにこの先は?:社会人大学院でMBAを取得し、海外で働きたい!

<点数アップの勉強術>

▼最初に、過去問に取り組む
ゴールが見えなければ、自分の実力もわからず、勉強計画も立てられない。まず過去問を解き、すぐに受験したことで、目標がクリアになった。

▼取り組む期限を決める
社会人が長い期間、勉強時間を捻出し続けるのは難しいし、自分には向いていないと思ったので、期限を1年に設定。短い期間だからこそ短期集中できた。

▼教材選びのカギは想像力
教材は、まずは1冊「コレ」と思うものを選ぶことが大切。選ぶコツは、そのテキストを使って勉強している自分の姿が想像できるかどうか。

▼点数や進捗を記録する
1年間、パートごとの点数の推移や勉強の内容をエクセルの表にまとめて可視化した。客観的に分析でき、モチベーションアップにもつながった。

▼英語学校へ通い基礎固め
英会話ではなく、英語の基礎力を底上げしてくれる厳しい学校で、毎日授業と宿題をこなしていった。社会人で勉強するなら、強制力を利用したほうがよい。