衣・食ともに「我慢しない」DINKS。世帯の手取り月収70万が全部なくなっても支出削減しようとしない妻の「あんまりな言い分」とは?

月70万が全部吹っ飛ぶ「妻の洋服代は月10万です」

●家族構成(2人家族)
夫30歳(会社員)/妻30歳(会社員)/子供なし
●世帯月収 手取り71万円

「絶対に妻のお金の使い方が悪いんですよ!」と大きめな声で話す、会社員のMさん(30)。会社員の奥さん(30)を引っ張るように家計相談に連れてきました。

このおふたりは学生時代からの同級生。何でも話し合える分、ぶつかり合うと話し合いができないほど言い合いになってしまうから、と第三者を挟んで家計改善について話し合いたいと、私のところに来ました。

著者・横山光昭さんの新刊『“一週間サイフ”で楽々お金が貯まる』が発売中。2017年マネーライフは、財布の工夫から始めるといいかもしれない。

しかし、奥さんはお金の話し合いにはまるで気が乗らないようです。ご夫婦は現在DINKSで、2人合わせて手取り収入が71万円あります。

「収入がこんなにあるのに毎月お金が残らないなんて、変だと思いません? 1カ月で70万円も使う生活なんて異常ですよ!」

ご主人の勢いは止まりません。文句はいくらでも聞けますが、前に進めないので、まずは家計表を作ることを始めました。

「僕は、妻の洋服代が悪いと思うんですよ」とご主人は語気を強めて言います。毎月の洋服代は、毎月10万円ほど計上されています。ところが奥さんは「好きなものだし、気分転換になるし、仕方がないの」と言い、現状を譲れなさそうな雰囲気を出しています。