ワインの飲みすぎで太りますか?

▼含まれる糖質は、日本酒やビールよりも低い

ワインは、発酵中にブドウの糖分がアルコールに変わることで酒となり、発酵後に残った糖分の量で甘口か辛口かが決まる。

そのため、ワインの糖分量は“残糖量”と呼ぶが、栄養学的に言えば「糖質量に置き換えられる」とワインスクール講師の青木晃さん。ワインにおける糖質の成分は、ほぼ糖分だからだ。

グラフ1は文部科学省作成の日本食品標準成分表のデータをもとに作ったもの。ご覧の通り、原料を発酵させて造る“醸造酒”で、ワインの糖質は比較的低い。「でも実際には」と、青木さん。

「グラフ1は、日本で甘いワインが全盛だった頃の値。甘口のデザートワインをのぞけば、非発泡性ワインは辛口が多く、100ml中の糖質は0.06~0.2gです」

銘柄によって差はあるが、白、赤、ロゼ、いずれもだいぶ低いという。一方、デザートワインの糖質は「100ml中9gほどなので、飲む量に注意を」とのアドバイス。

▼スパークリングワインは、ラベルで残糖量をチェック

ワインは、残糖量が多いほど甘さが強く、糖質量も高くなる。少なければ、その逆だ。

スパークリングワインの場合は、最後の工程で甘いシロップやリキュールを添加し、その量で残糖量が決まる。欧州では、スパークリングワインに甘口か辛口かの分類が決められていて、ラベルに表示することが義務付けられている。だから、表示を見れば、残糖量が一目瞭然。表1が一覧だ。

「甘めのスパークリングワインが好きな女性は多いですよね。でも、糖質を気にするなら、100ml中の残糖量が0.6g未満のレベルがおすすめ。よく見るのは、残糖量が1.2g未満の“Brut”ですが、乾杯で1杯飲むくらいなら気にする必要はありません」

▼炭酸水が食べすぎ予防にも
ワインに限らず、お酒を飲むときはあらかじめ水も用意して、交互に飲むのがベスト。お酒を飲むと血中アルコール濃度が上昇しやすくなるため、水を飲んで薄める作戦だ。そうすれば、酔いにくくなる。肝臓にも負担がかかりにくい。水は水でも、青木先生がダイエット中の人に推すのは、炭酸水。「ビールと同じでおなかが膨れるから、食べる量をセーブできる」という。なるほど納得! さっそく今日から実践したい。