人生の転機に資産運用

女性は結婚をはじめ、出産や仕事など一生を通じて生活環境が変わりやすいもの。そんな人生の転機をよりよい方向に転換させ、資産リッチを実現した女性たちを紹介します。

義母から渡された500万円の一部で投資スタート

●M・Sさん(40歳) 既婚/派遣社員
都内賃貸マンション暮らし。結婚10年目、2児の母。結婚前の自己資産は約300万円。

【質問の回答】
(1)50万円(義母から譲渡の一部)
(2)株式投資、投資信託
(3)300万円→1500万円(妻名義分のみ)
(4)30歳(2005年)
(5)10年

●結婚して、義母から渡された500万円の一部を金融投資で5倍に増やす
夫の実家は埼玉の土地持ち資産家。結婚を機に、投資が趣味の義母から息子(夫)用に増やしていた資産1500万円の一部500万円を渡され、投資を促される。最初は1割の50万円で当時流行のIT株を購入。長男が生まれ、月2万円の積み立て投信を始め、次男が生まれてからは月4万円に増額。義母から渡された資金の残りの一部200万円も投資に。家族それぞれに口座分けし、子どもたちの将来と自分たちの老後に備えている。

●リッチ転換への鍵
「お互い浪費癖もなくコツコツためるタイプ。夫とお金の価値観が同じだったことが勝因」

離婚の慰謝料で資産運用を大幅増資

●S・Mさん(41歳)独身/出版社勤務
都内賃貸マンション暮らし、1児のシングルマザー。独身時代は自分の貯金で元夫を支えた。

【質問の回答】
(1)10万円(独身時代の貯金)
(2)株式投資、純金積み立て
(3)400万円→1800万円
(4)27歳(2001年)
(5)14年

●離婚の慰謝料300万円から資産運用を大幅増資堅実投資で1800万円に
夫は1000万円の借金を持つ役者の卵。どこからお金が入ってくるかわからず、夫の年収も知らず、渡される生活費で細々と生活していたことも。そして長男誕生。将来のため生活費から月1万円を工面して純金積み立ての開始6年後、夫の浮気で離婚。養育費月5万円、慰謝料300万円を受け取ることに。養育費から月2万円を追加で純金積み立てに回し、慰謝料のうち200万円で株を購入。配当金と株主優待で生活は潤っている。

●リッチ転換への鍵
「結婚前は信用金庫で働いていたので、お金の働きや動きを十分に理解していました」