長財布から三つ折り財布に変えても収入は下がりません!
●山口京子さん(ファイナンシャルプランナー)

●お財布の種類よりもお金との向き合い方が稼ぎ・ためるコツ

2年ほど前まで、私も長財布を使っていたんですが、買い替えを考えていたときにこの三つ折り財布を見つけたんです。長財布のほうがお金がたまるといわれるし、二つ折りじゃなく三つ折り……。折り財布に替えるのは正直怖かったのですが、FPとしての使命と自分の金運をかけて試しに使ってみたんです。使い始めたら、とっても軽くて手放せないほど。小さなバッグにもそのままイン。気になる収入面はというと、仕事は順調。年収もアップしました。

カードサイズのコンパクトな三つ折り型。カード4枚、現金はいつも1万円程度。「出張なので2万円入れました!」

財布と貯蓄額は関係ないことを証明したうえで、長財布人気を探るなら、長財布は中身を確認しやすいから、お金の管理がしやすく、結果的にたまるということではないでしょうか。株主優待生活を送る桐谷広人さんは、つい最近までボロボロの二つ折り財布でしたが資産家です。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社)の著者・会計士の山田真哉さんも、二つ折り財布で、ポイントカードもいっぱいです。お2人の共通点は、1円までお金を大切にすること。ボロ財布でも愛着を持って使い、お金の管理をきちんと行っているなら、お金はたまります。財布の種類よりお金との向き合い方に尽きます。

●山口さんが見てきた稼ぐ人のお財布は?
・ボロでも愛着を持って使用
・財布を物入れにしない
・すっきりスリムなお財布
・ある程度以上の収入の方はお財布に無頓着
山口京子
ファイナンシャルプランナー(FP)。貯蓄大好き市民として名高い名古屋出身。フリーアナウンサーを経てFPに。住宅ローン完済費用を2年でためる。家計簿管理の専門家として数々のお財布を見てきた。著書に『お金持ち名古屋人八つの習慣』(主婦と生活社)などがある。