リポートによれば、過去10年間に経済と政治の分野に進出する女性が増加したことが主な理由で、男女平等が進展したとのことである。

FTは、ウーマノミクスの課題を、政策に具体性が欠けていること、またエリート女性を対象としていること、上の世代の考えが変わる必要があることを、経済学者の浜矩子氏と慶應大学の経済学者、嘉治佐保子氏の言葉を引用して提示。

また、アメリカの公共放送であるNPR(National Public Radio)がサイトに掲載した2014年12月3日の記事で、女性のための新聞「ふぇみん」編集者の柏原登希子氏の言葉を引用して、アベノミクスではトップ1%ほどの人が恩恵を受けたかもしれないが、女性や低所得者層は恩恵を受けていないことを指摘。しかし、同記事はウーマノミクスのプログラムによって林業の訓練を受け、製材所で働く女性を紹介し、少なくともウーマノミクスで活路が開けた女性がいることを紹介。

具体的な方策や管理職以外への雇用促進など、ウーマノミクスに課題は残るものの、成果があったことも記している。