カード提示で優待、割引が受けられる!

クレカを利用したり、提示したりするだけで、優待が受けられるサービスもたくさんあります。

「イオンカード」「楽天カード」など、カードを保有していれば定期的に買い物が割引になるようなサービスは利用している人が多いですが、特定のお店や施設で受けられる優待は上手に使えていますか?

たとえば「エポスカード」では、全国の飲食店、カラオケ、スパ、アミューズメント、ゴルフ、旅行、エステ、スクール、レンタカーなど、幅広いジャンルで優待が受けられます。なかにはレストランの飲食代が20%オフといった例も。家族のお出かけや女子会などにも使えますよね。

保有するクレカのウェブサイトに優待情報が出ているはずですから、この機会にチェックしてみてください。

公共料金も税金も。クレカや電子マネーで払えばポイントが付く

ポイントを貯めるための基本的なルールもおさらいしておきましょう。

効果が大きいのは、電気代などの公共料金、電話代などをカード払いにすること。生命保険料、損害保険料なども含め、銀行引き落としにしている人も多いですが、可能なものはなんでもカード払いにするのが有利です。国民年金保険料もクレカ払いが可能ですから、自営業の方は検討してみてもいいですね。

自治体によっては固定資産税などをクレカ払いにできる例もあります。

またセブンイレブンで使える電子マネー「nanaco」でも、税金や公共料金の支払いが可能です。nanacoポイントは付きませんが、支払いに必要な金額をクレカからnanacoへチャージし、クレカのポイントを稼ぐ、という裏ワザがあります。

ただし、nanacoにチャージはできてもポイントは付かない、というクレカが多いのでご注意を。私自身も、チャージポイントなしのクレカでチャージする失敗をしていました(苦笑)。「楽天JCBカード」「リクルートカード」などならOKです。

「Suica」「WAON」「Edy」などの電子マネーも、チャージポイントが付くクレカでチャージして使うのが有利。チャージの際にクレカのポイント、電子マネーを使う際に電子マネーの利用ポイントが付いてダブルでおトクです。

「クレカだとお金を使い過ぎる」「いくら使ったか分からなくなる」といった理由でクレカを敬遠する人もいますが、きちんと管理すれば大丈夫。私は、クレカで支払いした際のレシートとその代金をクレカ払い用のお財布に入れておき、カード会社から利用明細が届いたら内容を照合したうえで、そのお財布から引落口座に入金しています。

すべてのサービスを使いこなすのは大変ですが、一度、カード会社のウェブサイトをのぞいてみてくださいね。

フリーライター 高橋晴美(たかはし・はるみ)
1989年よりライターとして活動。資産形成、投資信託、住宅ローン、保険、経済学などが主な執筆テーマ。