年の差婚の「3つの弊害」

ジュンコさんも、友達にこういわれたといいます。

「ジュンが60歳になったとき、カレ(未来の夫)は75歳でしょ。やっと子どもが結婚してホッとしたころ、夫の介護って……一生、子育てと介護で終わっちゃうじゃない。それでもいいの?」

誰もが夫の介護を経験するわけではありませんが、私が取材した「年の差婚(夫が10歳以上年上)」妻の9割以上は、「将来、夫のオムツが替えられると思ったから結婚した」と答えました。

つまり、年の差婚を決意する女子の大半は、夫の介護は覚悟したうえで結婚している。単にいまの収入だけを見て、「年収がよくていい暮らしができるから」とか「いい会社の部長職で一生安泰だから」などと浮ついた感覚でいる女子は、実際には結婚まで至っていないこともわかりました。夫の介護への覚悟ができることは、年の差婚の前提条件と言えるでしょう。

一方で、結婚後の「年の差婚の弊害」としてあがってきたのは、次のような「ギャップ」です。

◆40代夫と20代妻の「金銭感覚」のギャップ
◆同・「イクメン」「家事メン」に対する行動ギャップ
◆同・「男女平等」に対する意識ギャップ

とくに現43歳以上の40代男性は、バブル世代。多くは接待交際やグルメブームを体験するなど、外食やアフター5の楽しみにお金をかける傾向がある。

でも、いまの20代妻は「嫌消費世代」とも言われる世代。堅実で、「おうちごはん」の意向も高いから、外でなにかと散財する夫に腹を立てることもしばしば。

家のなかでも、家事や育児を巡ってバトルが起こりがち。いまの20代女子は「男女平等が当たり前」の時代に育ったから、夫にも当然ながら「家事、育児を手伝って欲しい」と考えます。

ある調査でも、夫が「ほぼ毎日~週1回以上」料理を作っていると答えた20~30代妻が、23%とおよそ4人に1人もいる。それでも、彼女たちの55%は「まだ足りない」「もっと料理を作ってほしい」と答えました(11年 ベネッセコーポレーションほか調べ)。