編集部からは、「女性読者を想定して男性目線で書いてください」と命じられています。あのう、もっと具体的に想定していいですか。

「大宮とは幼馴染で仲はいい。でも、性的にはお互いにまったく興味がない山田花子(仮名、37歳、未婚彼氏なし)と議論する」つもりで書きます。ただし、山田(彼女も僕を「大宮」と呼び捨てにするからいいのです)への愛情というか友情は持ち続けるつもりです。

男性や既婚女性の読者はどうするのかって? そんなことは知りません。今後は独断と思いつきで勝手なことを書きますので、何とでも異論・反論を寄せてください。

簡単には子どもをつくれないのが普通

前置きが長くなりました。付き合う前から「子どもが欲しい」なんていう女は、男からドン引きされて当然ですよ。結婚してからも同じです。子作りを前提に危険日(ラッキーデイとも言う)に狙い撃ちを真面目に求められたら、男は「妻だけED」になってしまうでしょう。

子どもを作るシーン、すなわちセックスを思い出してください。基本的には男が攻める側で女が受ける側ですよね。ベッドの上では法の下の平等なんて関係ありませんよ。性的には、男は「素敵な受け身の女」に反応するものなのです。

もちろん、男にも責任感というか理性はあります。だからコンドームをつけて、責任の負えない状況では子どもを作らないように気をつけるのです。企業と雇用の寿命が短くなっている現在では、よほど生活力に自信があったり環境(親の支援など)が整っていない限り、簡単には子どもを作れないと思うほうが普通ではないでしょうか。