「電子書籍は便利だけれど、読んだ内容が記憶に残りにくい……」。そんな悩みをお持ちの方へ。ネットで日々発信する達人に、電書やオーディオブックの使いこなし方を聞きました。第3回はメンタリストのDaiGoさんの「オーディオブックのすすめ」です。(全3回)

※本稿は、雑誌「プレジデントウーマン」(2018年1月号)の記事「電子書籍+オーディオブックで『頭に残す』コツ」を再編集したものです。

最初に聴いてみるなら、愛読書がおすすめ

僕は本を執筆し、ニコニコ動画や講演でいろんな話をするので読書は仕事に直結していますが、その前に大好きな趣味でもあります。紙の本、電子書籍を合わせ1日に20冊ほどを読み、それに加えてオーディオブックも聴いています。オトバンクがFeBe(フィービー)で販売している作品は、ほとんど聴きました。

愛用デバイス●ワイヤレスイヤホン
「イヤホンはBluetooth派。片耳ずつ着けられるワイヤレスのものでオーディオブックを聴いています」(写真はソニー WF-1000X)

日本ではまだまだ利用率が低いけれど、オーディオブックはおすすめですよ。読書やPC作業で目が疲れたときもインプットが続けられますし、移動時間も無駄にならない。通勤に時間がかかる人なら、1日1冊分が聴けるんじゃないでしょうか。

同じ内容でも、目で読む本と耳で聴くオーディオブックとでは違ってきます。本では活字をピックアップして情報を追うけれど、オーディオブックの場合すべてのテキストをフラットに聴くことに。だから、文章や論理の構造まできれいに頭に入るんですね。本がまるごと頭の中に入るような喜びが体感できます。それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなると思います。

オーディオブックで最初に聴いてみるなら、愛読書や読んだことのある本がベスト。僕は『影響力の武器』(ロバート・B・チャルディーニ)という本が好きで、本に穴があくぐらい何十回も読みましたが、それでもオーディオブックで聴くと新しい発見がありましたから。それに、オーディオブックは楽な読書法でもあるので、一度聴いて終わりにはならず、2回、3回と聴けるので、意外に“もつ”。最近、本を読めていない人も、読書に戻るきっかけになるかもしれません。


▼頭に残すコツ
自分の言葉で要約。音声メモでもOK

「本の文章をそのまま写すのではなく、自分の言葉に置き換えて要約することが大切。オーディオブックなら、要点をまとめたいときに一時停止し、スマホのボイスメモ/音声レコーダーに声で吹き込んでもOK。まとめのオーディオブックができますね」

メンタリスト DaiGo
人の心を読み操る技術“メンタリズム”を使う日本唯一のメンタリスト。『自分を操る超集中力』(かんき出版)など著書多数。最新刊は『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』(学研プラス)。