2番目の子の大学の費用が足りない!

西山さん一家のケース
家族構成:夫/53歳・会社員、妻/51歳・派遣社員、子供3人/大学1年生・高校2年生・中学1年生
年収:額面 夫/ 760万円、妻/156万円
月収:手取り 夫/42万円、妻/13万円
ボーナス:夏63万円/冬63万円
貯蓄額:320万円

年を重ねるごとに年収がアップしてきた西山夫妻。とくに営業マンの夫は、成績がよかったときには臨時のボーナスが出るほど稼いでいた。だが、順調だったのは長男が大学に入学するまで。子供の成長とともに、どんどん教育費などの支出が増えていったからだ。なのに高収入にあぐらをかいて節約は一切せず、「いるものはいる」精神でここまできた。気がつけば、毎月の支出は60万円近く、年間126万円あるボーナスも残らないメタボ家計が出来上がっていた。

それでも何とか家計は回ってきたが、長男が大学に入学したことで、現実を直視せざるをえない状況に。毎年、まとまった学費が必になり、収入が追いつかなくなったのだ。2番目の子も大学進学を希望しているので、このままいくと大学生を2人抱える時期がくる。長きにわたるメタボ体質のせいで、年収が多いわりには預貯金がわずか320万円という西山家。このままでは学費が用意できないため、教育ローンや奨学金を利用したほうがいいのか、それとも多少無理してでも自力で用意したほうがいいのか、悩んでいた。

そこで家計をチェックしたところ、一般的な家庭より支出が多い項目が9つにも上った。食費の見直しでは、寄付の上限額が年収と家族構成で決まるため、年収が高い人ほど節税効果が大きい「ふるさと納税」を提案。返礼品のコメや肉を活用し食費を3万円以上減。

通信費は家族全員が格安スマホに替え、月々3万1000円減。最初子供は嫌がったが、まずは親が格安スマホに替え、それを子供に使わせることで「音声も画質も悪くない」「SNSやメールくらいならこれで十分」と納得させた。

生活日用品の出費が多かったのは、シャンプーや洗剤、柔軟剤などを妻が買いだめしていたから。「腐るもんじゃないから、安売りのときに買っておいたほうが得」と、どんどん買い込んでいた。今はストック箱を用意し、買うのはそこに入る分だけ。また一番下の娘とのお出かけで服をねだられても、よく考えてから買うように。

横山光昭
家計再生コンサルタント。マイエフピー代表取締役。庶民派FPとして1万人以上の赤字家計を再生。著書に『年収200万円からの貯金生活宣言』ほか。