人間の三大欲求の一つ「食」。日ごろは立派に繕っている人でも食事という行為を通してその人の本性、男性でいえば「器」が透けて見える。合コン総研アナリストの松尾知枝氏が解説する――。

食べ方だけでセックスがわかる

「食」は人間の三大欲求の一つだけに、日ごろは立派に繕っている人でも食事という行為を通してその人の本性、男性でいえば「器」が透けて見えます。1回の食事で人間の器量がだいたいわかるものです。女性の目からすると、どれだけ相手の気持ちやペースに配慮できる人なのか、そこに、男性の「レベル差」が一番表れています。実際に男女3000人の恋愛を分析してきた中で、「食事のスピードの合わない人は、肌も合わないよね」という証言がかなりの数を占めました。

食事のスピードが合わせられない男性にも2通りあって、一つは、完全に自己中心的な人で、自分のペースで物事を進めるタイプ。そういう人は夜のシチュエーションでも、相手の女性がまだまだでも、自分さえ早く快楽に達すれば構わないという、独断と偏見の傾向にあります。もう一つは女性と一緒だと緊張して食べるペースが遅かったり、飲んでいるだけで食べない人です。女性ばかりがテンポよく食べると、がっついているように見えてしまい困ります。本当に飲むのが好きな方もいますが、緊張を紛らわすためにお酒をガブガブ飲み、その結果、食事が食べられなくなってしまう人もいます。プライドがあるために、「緊張して食べられない」といわないだけで、こういう男性は夜の部分でも、肝心のときに緊張して、機能しなくなることがあるものです。

また、私にも経験がありますが、交際した男性の中には、付き合いたてのころは食べるペースを合わせてくれたのに、安心した瞬間に、食べるのが速くなってしまった人がいます。「もう少し、ゆっくり味わって食べようよ」とか、「そんなに早くお会計しなくてもいいじゃない」と頼んでも「もういいんだよ。ゆっくり家で落ち着きたいから」といって、釣った魚に気を使わない男性が意外といるものです。

食事や飲みの席で、男性が適度にリードをしてあげると、女性が少しずつ警戒心を解いて、男性に身を委ねることができるんです。これは夜の部分でも、男性のリードに女性が身を委ねやすくなることに繋がっていきます。だから、男性に「僕、食べないから、好きにしていいよ」っていわれ、、放置プレーをされてしまうと、これは夜の部分でも、「きっと、この男性はリードしてくれないんじゃないか」と考えて、女性はどこまで自分を解放していいのかわからなくなってしまうもの。食事の後まで付き合いたいとは思えないタイプです。

がむしゃらなリーダーシップを発揮する人も評価は低い。お皿にお料理が残っているからと、女性がお腹がいっぱいなのにどんどん新しい取り皿に載せ、お料理でテーブルの上をいっぱいにしてしまう人は、夜の部分でもマイペースで突き進みがちです。女性が十分、快楽に満足して、「もういいよ」といっているのに、「いやいや、まだ足りないでしょ、まだ足りないでしょ」と、過剰に愛撫をしてくるタイプです。過不足なく、お食事のペースに気を配り、お料理の減り具合にも過不足なく気配りができることが、女性の快楽にも合わせてあげられる男性ということになり、女性の期待度は高くなります。

ですから男性は、食べる速さを「マイペース」から「ユアペース」へ切り替えることが肝心でしょう。その冷静さを持てれば、夜のベッドの時間でも、「あ、まだ、女性が満足してないな」とか、「まだ、ちょっと女性の緊張がほぐれていないな」と、相手の表情を冷静に見る余裕が生まれます。食事のときから自分のことで頭がいっぱいになってしまって、その調子でベッドまで進んでも、そもそもうまくいくはずがありません。

スムーズなベッドタイムを持ちたいと願うのであれば、食事の時間から「ユアペース」を保つことです。“食事の道はベッドに通ずる”ではありませんが、それによって最後は、ベッドを制することができるのです。「一緒に楽しむ」配慮を忘れない人は、自分の達成だけでなく、女性の快楽も考える余裕のある男性で、食事のスピードを合わせられる人は持続力があるセックスがうまいといえるでしょう。

合コン総研アナリスト 松尾知枝(まつお・ちえ)
1980年、東京都生まれ。インプレシャス代表取締役。JAL国際線CAとして5年乗務後、タレント、コラムニストとして、テレビ、雑誌などで活躍。女性のためのコミュニティー「Precious美女倶楽部」を運営。著書に『1時間の食事で男の器量は透けて見える』などがある。