国家の通貨の強さを、けっして「国の強さ」といった国民国家の盲目的な崇拝物と混同してはならない。国家は、非常に強い通貨をもちうるし、それは疑いもなくその国のマクロ経済運営への信頼を反映したものだ。しかし、そうした国は、自国の輸出が国際市場では高くなってしまうという痛みを伴う効果も経験することになる。これは、もしそうした国の主な輸出が差別化の少ないコモディティであれば、非常に具合の悪いことになる。