中国から見た北朝鮮は「貧乏な開放区」程度のイメージです。しょせん自分の国の経済開放区一個分ぐらいの大きさしかない。「川を渡った向こう側に、人件費が半分の国がある。そこが開放区になって自由に使えるようになったら、うまく使って儲けたい」と思っている。

中国遼寧省の最も北朝鮮寄りに丹東(タントン)という街があり、国境沿いに流れる鴨緑江の周辺に、将来、北朝鮮が開かれたら、安い労働力を使おうと目論む中国の企業家たちが会社を作って待っています。めざとい彼らが、「いつか、いつか」と金正日が倒れる日を待っているわけです。すでに正式な貿易や密貿易、あるいは脱北者をタダみたいな賃金で雇って働かせることはしていて、おかげでその地域は繁栄している。