現在、中国、韓国など近隣諸国との間で揉めている竹島、尖閣諸島の領土帰属問題。政治的なことはさておき、前提として語られる「領土というのは国家にとって、かけがえのない資源である」という認識を、経済論的に疑ってみましょう。

そもそもボーダレス経済論者にとって、国境は何の意味も持ちません。

戦争をして領土を奪い合うというのは、19世紀までの重商主義的思考です。たしかに19世紀までは領土が重要な時代でしたが、20世紀はむしろ小さな国が栄えています。これは戦後日本が自ら証明したことです。今も、世界最高の一人当たりGDPを誇るのは、神奈川県ほどの面積の国土しかないルクセンブルクです。領土にこだわるのは、発想が百年古い。

そこで、「国土は輸入できる」と発想を転換させてみたらどうでしょうか。