戦争をして領土を奪い合うというのは、19世紀までの重商主義的思考です。たしかに19世紀までは領土が重要な時代でしたが、20世紀はむしろ小さな国が栄えています。これは戦後日本が自ら証明したことです。今も、世界最高の1人当たりGDPを誇るのは、神奈川県ほどの面積の国土しかないルクセンブルクです。領土にこだわるのは、発想が百年古い。

そこで、「国土は輸入できる」と発想を転換させてみたらどうでしょうか。

日本の農民がオーストラリアへ行って水田を開墾すれば、米1キロを25円で作ることができる。それを輸入すれば、日本の国土を使う必要はない。日本国内で作るのと、何も違いません。