財閥企業の連続倒産による経済破綻で行き詰まった韓国が、国際通貨基金(IMF)に2百億ドルの緊急支援を要請したのは97年11月のこと。国家の威信は一度、大いに傷つきました。

しかし、その3カ月後に大統領に就任した金大中氏は経済政策を巧みに運営してIMF資金をわずか3年8カ月足らずで返済、IMF管理下から卒業しました。再びウォンの通貨価値も戻ってきて、04年にはOECDの世界GDPランキングで初めてベストテンに顔を出した。日本が90年代以降の低迷を脱しきれずモタモタしている間に、すばらしい速さで復調を遂げたわけです。