フィンランド人は、これまでつねに現実主義者であった。自分たちがヨーロッパの北端で森林に隠れているわけにはいかないこともよくわかっているのである。そうではなく、参加者にならなくてはならない。そして、グローバル・エコノミーに全力で参加すれば、世界での自国の地位を改善することができるのであり、自国以外の世界はけっしておそれなくてはならない場所ではない、と実際に示してみせたのである。米国の年金ファンドなどの投資家は、グローバル・エコノミーに対するこのオープンさの度合いを評価し、フィンランド企業の株を買うようになってきた。今日では、フィンランド企業の株式の60パーセントは海外投資家に保有されている。フィンランド企業は積極的にグローバル・ステージでの演技をマスターしようとしており、一方、学生や観光客はこのスオミの国に集まってきている。