105円の手数料は払い損。上手に使えば真夜中だってタダになる

身近な場所で24時間利用できるため、つい気軽に使ってしまいがちなコンビニATM。しかし“メインバンク”のキャッシュカードを使って“無自覚”にお金を引き出すと、1回につき105~210円もの手数料を支払うことになる。

全国規模で展開しているコンビニATMには、セブン-イレブンに設置されているセブン銀行ATM(セブンATM)、ローソンに設置されているローソン・エイティエム・ネットワークスATM(ローソンATM)、ファミリーマートやミニストップ、サークルK、サンクスに設置されているイーネットATMがある。ほかに地域限定になるが首都圏と関西、福岡地区のam/pmに設置されている@BANK ATM、首都圏と愛知・岐阜・三重の一部のサークルK、サンクスに設置してあるゼロバンクATMなどがある。

これらのコンビニATMの引き出し手数料を節約するには、どんなワザが有効なのか。残念ながら、すべてのATM、すべての銀行に通用する節約ワザはないので、個別のワザを覚えるしかない。

自行および提携コンビニATMの引き出し手数料
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まず覚えるのはコンビニATMが無条件で無料の時間帯。一般的には平日(土曜は休日扱い)8時45分から18時だ。大手行では三菱東京UFJ銀行はセブン、ローソン、イーネットの各ATMが無料、三井住友銀行は@BANK ATMが無料で給料日の25日と26日は終日無料になる。みずほ銀行は原則有料だ。

次に銀行が要求する条件を満たして8時45分から18時以外の時間帯を無料にするワザを。三菱東京UFJ銀行は、総合サービス「メインバンク」を契約しステージ3以上の条件を満たせば、セブン、ローソン、イーネットの各ATMが24時間無料になる。ステージ3の条件はいくつかあるが、たとえば前々月末の運用資産残高が50万円以上あればいい。

三井住友は総合サービス「One's plus」の所定の条件――通帳をWeb通帳に切り替える等の条件を満たすと、@BANK、セブン、ローソン、イーネットの各ATMが24時間無料になる。
みずほは「みずほマイレージクラブ」に入会して預金や投信などの月末の合計残高が50万円以上といった条件を満たせばセブン、ローソン、イーネットの各ATMが24時間無料になる。

穴場はゼロバンク。首都圏の場合平日8時45分から18時と土曜日9時~14時の時間帯であれば、大半の都銀・地銀・信金のキャッシュカードが手数料ゼロ円で利用できる。