96年、日本でCS放送が始まったときも“チャンネル余り”が起きました。だからBBT以外にも多くの事業者がCS放送のチャンネルを買い、放送を始めました。

チャンネルというのは、商売の拠点になるという意味で不動産と似ています。参入者の多くは、チャンネルをいわば“駅前一等地”という感覚で捉えていた。「いい出物があるから買わなければ。チャンネルひとつあれば何かできるだろう」というわけです。

1年間の契約が1億円ほど。10年契約なので10億円の資金をもつ人々が続々と参入してきました。

しかし、その多くがすぐに赤字に陥り、撤退していきました。要するにコンテンツが続かなかったのです。私と同時期にスカイパーフェクTVに参入し、今も残っている事業者は、予備校やアダルト系を除くと多くはありません。