1980年にCNN(ケーブル・ニュース・ネットワーク)を創設した、テッド・ターナーの戦略は明快でした。

多チャンネル化したケーブルテレビの空いているチャンネルに、ニュースだけの専門チャンネルを流す。30分のニュース番組を、毎回新しいニュースに更新していく。常に最新のニュースを伝えることのできる、非常に即時性の高い番組形式です。

3大ネットワークは、日本のテレビ局と同じで、ドラマもやればスポーツも中継する、ニュースも流すという何でもありの番組編成になっていました。その結果、ニュースを見るのに夜の7時まで待たなければいけないとか、朝は5時からなど、見る側にとっては時間的な制約が出てきます。

ところがCNNにはそうした制約がなく、24時間いつチャンネルを合わせても、30分で世界中の出来事がわかってしまう。たちまち「ニュースはCNNで見るのが一番いい」ということになりました。