仕事もプライベートも「利他」が基本

「プレゼントに選ぶものは洋服、鞄とか、あとはジュエリーが多いかな。プラチナは僕も妻も好きですね。シルバーは着けているうちにくすんできてしまうし、ゴールドはちょっとキツいというか、TPOを選ぶじゃないですか。その点、プラチナは色あせることもないし、出しゃばり過ぎない上品さがいい。あとは永遠というイメージがあります」

家族の絆を大切にする井上氏。子どもが生まれた時にはベビーリングをネックレスにして贈った。

プレゼントを贈る時に大切にするのはサプライズ。「何が欲しい?」とはほとんど聞かない。日ごろから相手が発する言葉に耳を傾け、女性誌を見かければ新作をチェックすることもある。

「日々ネタを仕入れている感じです。その点では仕事も変わりません。私たちの社是は『利他主義』です。つねに全方位にアンテナを張り巡らせておいて、ユーザーに喜んでもらえることをキャッチすることが大切。そういう利他主義を実践する場が会社だけでなく、家庭にもあるのが理想ですよね。妻に対しては、利他であるうえで、どうしたら喜んでもらえるかということを意識してやっています。プラチナも何度か贈ったことがありますよ。喜んでいましたね」

プラチナ・ジュエリーは一般的に純度85%以上を有し、また経年変化がほとんどないため、純粋性や永遠性の象徴とされている。公私にわたり「人を喜ばせたい」という利他主義を貫く井上氏の、ピュアでいつまでも変わらない気持ちを代弁する贈り物になったことだろう。

PRESIDENT SELECTION

 

希少性、純度ともに高く、長年使用してもくすみにくいプラチナ。こちらは花弁モチーフのリングとネックレス。言葉では伝えにくい妻への日ごろの感謝をプラチナ・ジュエリーに代えて贈る。


すべてプラチナ×ダイヤモンド 税抜
リング 0.7ct 33万円
ネックレス (左)0.5ct 25万円 (右)0.4ct 26万円
問合せ先/カシケイ 0120-103-313 http://www.kashikey.com/

 

(取材・文/デュウ 撮影/山下亮一)