一方、外出先ではモバイル機器を使いこなすことで、無駄な時間を減らすことができる。必須アイテムのひとつは「スマートフォン」だ。つり革にぶら下がったままでも、メールチェックやネットサーフィンができる。なおスマートフォンのタッチパネルは「静電容量タッチパネル」のため、手袋をはめたままでは動かない。しかし「スタイラス」を使えば、手袋を外さずにタッチ画面を操作できる。ひと手間が減り、便利だ。

【スマートフォン】アップルが開発した「iPhone」と、米グーグルが開発したOS(基本ソフト)を採用する各社の「Androidスマートフォン」が2強。このうちAndroidは最新版の「4.0」で、スマートフォン向けのAndroid 2.xと、タブレット向けの3.xが統合。操作性が一層向上している。
ドコモ GALAXY NE XUS SC-04D(現金販売価格:5万8590円)
【スマホ対応スタイラス】スマートフォンやタブレットでは「静電容量タッチパネル」が使われているため、硬いペン先では操作ができない。ただ一部には、やわらかい導電ゴムをペン先に使用した専用の「スタイラス」が発売されている。指よりもスケッチなどの「手書き」がしやすいのも魅力。
ワコム Bamboo Stylus(実勢価格:約3000円)

「作業できる場所を増やす」という点では、会議中のメモやレポートの執筆等に使える「テキスト入力専用機」、モバイルパソコンやスマートフォンなど複数のデジタル機器を無線LAN経由で高速データ回線につなぐ「モバイルルーター」などが役立つだろう。

【テキスト入力専用機】文具メーカー、キングジムの「ポメラ」が切り開いた商品ジャンル。テキストデータの入力に機能を限定することで、電源オンから2秒で入力開始、単3乾電池2本で約30時間の利用を可能とした。最新機種は電子辞書機能なども搭載。
ポメラDM100(実勢価格:約3万円)
【モバイルルーター】携帯電話回線などへのアクセス機能を持ちバッテリーを内蔵した携帯型の無線LAN親機(アクセスポイント)。パソコンやタブレット、ゲーム機等を、どこからでもインターネットに接続できる。
UQ WiMAX URoad-8000(実勢価格:約2万円)。低価格のデータ通信専用サービス「WiMAX」に対応。