6000時間のコンテンツ

「大前研一ライブ」をはじめとする番組を収録するBBTのスタジオ。(撮影=市来朋久)

私が代表取締役を務める株式会社ビジネス・ブレークスルー(BBT)の設立は1998年4月である。以来、経営指導、人材育成教育を目的に各種講座やプログラムを提供してきた。

BBT設立以前からやっていたアタッカーズ・ビジネススクール(ABS)や向研会の活動もBBTの事業に取り込んで一本化した。

BBTは放送局(電気通信役務利用放送事業者)の認可を得て、経営問題に特化したコンテンツ「ビジネス・ブレークスルー・チャンネル」をスカパー!(旧スカイパーフェクTV)で放映している。今日までに10億円以上を投じて、トランスポンダ(人工衛星搭載の電波中継器)を借り上げて、経営コンテンツの専用チャンネルを提供している。

BBT設立から半年後の1998年10月21日からCS放送(現在はスカパー!プレミアムサービスCh557)で放送を開始して、今日まで365日24時間、(再放送を含めて)途切れることなく番組を放送してきた。スカパーの番組は赤字が多いと言われるが、我々はきちんと利益を出している。

これまでにストックした番組コンテンツは6000時間以上に及ぶ。たとえば、私が話を聞きたいと思った経営者をBBTのスタジオに呼んでインタビューする番組もあって、1人1時間の経営者インタビューだけでも1000時間以上ある。

現在は毎月約280タイトルのビジネス番組を提供しているが、開局以来の最長不倒で続いているものが、前回も触れた「大前研一ライブ」(毎週日曜20時~22時初回放送)だ。