「見える化」と
容量・出力が進化

そもそもスマートハウスは、電力会社から供給される電気と、太陽光発電などで創出する電気を併用。太陽光発電システムで発電した電気の余剰分や、夜間の安価な電気などは蓄電池に貯め、電力消費量などを表示するHEMSを賢く活用してエネルギー自給自足型の生活を実現する住まいである。

D-HEMS II
家のエネルギー使用状況を見せてくれるだけでなく、暮らしに合わせた省エネサポートもしてくれるD-HEMS IIは、iPadをモニターに採用。

今春4月、ダイワハウスは、従来仕様をさらにバージョンアップさせた「スマ・エコ オリジナルII」を発表した。新仕様ではD-HEMSの操作画面を拡大化。フォント(文字)の大きさや色使いをユニバーサルデザインの視点で見直した。引き続きiPadをモニターとして採用しているので、家中どこからでも回路別に電力使用状況がわかる。

また、電気だけでなく、ガスや水道の使用量も表示できるので、節電や省エネ行動を促進することにもなる。

今回のバージョンアップで、蓄電池の容量は従来の2.5kWhから6.2kWhに。出力も平常時で3000kW、停電など非常時でも2000kWが可能になった。

これにより、停電時でも照明や情報収集のためのテレビ、食事のための冷蔵庫や炊飯器、電子レンジなど、必要最低限の電力が確保できることとなった。

※1 利用時間は太陽光が発電している時間となるため、天候や季節により差があります。
リチウムイオン蓄電池
停電時の非常用電源として頼れるリチウムイオン蓄電池は、蓄電容量が6.2kWhにアップ。世界レベルの厳しい安全基準もクリアしている。
縦1060mm×横980mm×奥行き310mm

また手元のiPadで各部屋のエアコン操作ができるので、各部屋の温度の自動制御も実現。「スマ・エコ オリジナルII」では一般エアコンの全館空調的な使い方も可能となる。

放電と充電を日常的に繰り返す蓄電池。安全性も気になるところだ。D-HEMSに組み込む大型リチウムイオン蓄電池には、正極材料に安全性に優れたリン酸鉄リチウムを採用。過酷な11項目の試験をクリアし、国際的な第三者検査機関として知られるテュフ ラインランド ジャパンによって世界トップレベルの安全性が認められている。

快適性と環境性、さらには経済性に優れたスマートハウス。それがダイワハウスの「スマ・エコ オリジナルII」なのだ。

※ iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。