2013年4月15日(月)

手取り25万貰うにはいくら稼げばいいか?

結果を出すリーダーの「鬼7則」【1】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
染谷 和巳 そめや・かずみ
アイウィル代表取締役

染谷 和巳1941年東京都生まれ。東京教育大学(現筑波大学)卒業。出版社、社会教育機関勤務を経て、88年、人材育成会社(株)アイウィル設立、代表取締役社長に就任。2015年より同社主宰。上司としての考え方や行動の仕方、部下の指導法など、幹部教育の第一人者として活躍中。著書に『上司が鬼とならねば、組織は動かず』(プレジデント社刊)ほか多数。

執筆記事一覧

染谷和巳 構成=プレジデント書籍編集部
previous page
2

つまり、経営者の本音は「手取りの額の分だけ働くなんてとんでもない。今の3倍は働いてから文句を言え!」である。だから意識の低い社員に対しては、「会社はあなたに毎月90万円かけている」と具体的な数字を明示するべきなのだ。すると社員のほうも「そうか」と理解する。しかし、残念なことにそれだけでは意識は変わらない。心のどこかに「給料は天から降ってくる。じっとガマンして毎日通っていれば、必ず月末には降ってくる」という“サラリーマン意識”が残ったままなのだ。

図を拡大
給料分を働くのは思いのほかキツイ!

会社員の給料は公務員と違って、会社の売上金から出ている。25万円という現金をもらうためには、どれだけ仕事をすればいいのか。もちろん、会社がかけている90万円を稼いだからといってOKではない。商品原価、宣伝広告費、通信費、旅費交通費、事務所費、総務や経理などスタッフ部門の人件費などさまざまな経費がかかる。最低300万円の売り上げを上げないと90万円という給料分は出てこない。300万円売り上げてはじめて手取り25万円をもらうことができるということを教えない限り、社員の甘いサラリーマン意識は払拭できない。

そして、そういう説明をした後で、こう聞いてみるといい。

「君は会社という組織に属さず、何もかも1人でやって、25万円のお金を月々コンスタントに手に入れることができるかね?」と。

「できる」と答えられる人は、よほど優秀か、よほどの世間知らずか、どちらかだろう。

ほとんどの社員は、そこで初めて気づくはずだ。

――今もらっている給料は、オレの分だと威張って受け取れる性質のものではない。会社からのお恵みの部分がかなり大きいのだと。管理職や重役だって、このことに気づいていない人が多い。恥ずかしい話だが……。

鬼 第1則

給料が毎月、天から降ってくると
思っている人に聞きたい。
“いまの給料の額”を、
会社に属さずに手にできるかと…

(※『上司が「鬼」にならねば、部下は動かず 上司の鬼31則ノート』第1則(プレジデント社刊)より)

『超訳・速習・図解 上司が「鬼」にならねば、部下は動かず 上司の鬼31則ノート』(プレジデント社)
超訳・速習・図解 上司が「鬼」にならねば、部下は動かず 上司の鬼31則ノート

[監修]染谷 和巳[編]プレジデント社書籍編集部

結果を出すリーダーには毒がある! 挨拶ひとつとっても、厳しい人ほど部下は成長する。 怒れない、叱れない、指導しない上司は部下に興味がないだけだ!

  • Amazonで購入
  • PRESIDENTオンラインストアで購入
書籍詳細ページ
『新装版 上司が「鬼」とならねば部下は動かず』(プレジデント社)
新装版 上司が「鬼」とならねば部下は動かず

[著] 染谷 和巳  

「いい人」でいたいと思ったら、部下も自分も伸びない!強い上司、強い部下を作る、31の黄金律。

  • Amazonで購入
  • PRESIDENTオンラインストアで購入
書籍詳細ページ

PickUp