姿勢と笑顔の素敵な人は、それだけでおしゃれに見えます。女性を魅力的に見せてくれるこの2つは、維持するための費用がゼロ。お金をかけなくても素敵に見える、最も効果の高い方法です。

『ケチケチ贅沢主義』には我が家がどんなライフプランを元に、ケチと贅沢の両立生活を始めようと思い立ち、どのように実行したのかについても書きました。1990年代後半に結婚した私たち夫婦はカッコいいもの好きで、貯蓄は苦手、しかも夫が投資用の物件も含めて3つのローンを抱えており、ダラダラとそれを返していました。しかし2000年代になると、ITバブルもはじけ、同時多発テロがおこり、世界規模で景気の先行き不透明感が一気にひろがりました。2人とも外資系企業に勤めていたこともあり、私たち夫婦は逆風をモロに受け、それまでのお金に無頓着な生活の見直しを始めたのです。

とはいっても、実用品だけあればいいというような節約が目的化した日々はつまらないものです。前出のように「今」を楽しみながら未来につなげたい、そのためにお金の使い方をどう変えればいいかを考え、ケチと贅沢を両立しながら経済的自由を手に入れるための作戦を立てました。

何に対してケチになり、逆に贅沢したいものは何か? それを知ることは自分達の生活の現実と内面を見つめる、静かで楽しく、ときには辛い作業でした。

たくさんの情報や周りの意見に流され、モノを買い、食べ、行動していてはいつまでたっても自分達の望む経済的自由を手に入れることはできないことに気が付いたのです。

たとえば私たち夫婦は家にいてもまったく退屈せずやりたいことがいくらでも見つけられるタイプです。以前はそういうことにも無自覚で、2人とも誘われるままに遅くまで外で食事をして車で帰ってきたりしていました。実は家で過ごすことが好きだとわかってからは、人付き合いもほどほどになり、外出先での思わぬ出費もなくなり、私は好きなバレエや服に、夫は楽器やオーディオにもっとお金を使うことができるようになりました。

自分が本当に欲すること・ものに優先順位をつけてお金を使う。それ以外は排除してもかまわない。そうすることで、安さにとびついて買ってしまった大量のものに囲まれた生活に陥ることを避けることができます。経済的自由だけではなく、時間や空間の余裕も手に入れることができたのです。