▼阪部哲也さんからのアドバイス
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集中できる時間帯、場所をフル活用

仕事上どうしても必要な勉強と、いますぐ必要ではないが長い目で見たときにやっておいたほうがいい勉強では、適した時間帯や場所が違います。

いますぐ必要な本や雑誌は、帰宅後に風呂の中で読みます。あまり長く湯に浸かっているとのぼせてしまうので、ページをめくる手は速くなる。読み終わるまでお風呂から出ないと決めて本に向かうと、あっという間に1冊読み終わります。

一方、急ぎではないが忘れずに読みたい本は、ホテルのラウンジで人と打ち合わせした後に読みます。マンガ喫茶やファストフード店ではカジュアルすぎて気が抜けますが、ホテルのラウンジは品のあるお客さんが多く、緊張感が持続します。お勧めは丸ノ内ホテルのラウンジです。ピアノの音色が流れて雰囲気が落ち着いているし、コーヒー代が高いので、しっかり勉強して元を取ってから帰ろうという気になれます。

阪部哲也●KANAEアソシエイツ代表取締役
1973年、奈良県生まれ。同志社大学法学部卒後、旧富士銀行、不動産会社、リクルートエージェントなどを経て、エグゼクティブサーチファームであるKANAEアソシエイツ設立。「日本ヘッドハンター大賞」金融サービス部門で最優秀賞受賞(2011年)。