現在、日本の航空業界でも2社が新規参入し、さらに3社が新規参入の準備を進めている。私はこのうち大阪、九州、沖縄、北海道の4社の経営陣から相談を受けたが、航空業界は規模の集積効果が大きいということや地上サポート体制が重要だということは、誰も認識していなかった。運輸省が路線を認可してくれそうだ、ということだけで興奮していた。しかし、こんな自己矛盾はない。もし、自由化というなら、路線認可という行為そのものを否定しなくてはならない。運輸省は自由化ではなく、インサイダー(身内)にしてあげますよ、と囁いているのだ。こんなだまし討ちにお金なんか突っ込む奴がいるのか、と呆れてしまったくらいである。この人たちは一様に機体を調達さえすれば商売ができると思っていた。