株は売りたいと思ったら売れるし、買いたいと思ったら買える。つまり、流動性がある。一方、日本の土地バブルは流動性がなかった。たとえば、まだ地価が上がると思って100億円で土地を買ったとする。しかし急に地価が暴落したら、その土地を半分の50億円で売ろうとしても売れるはずがない。つまり、日本の土地バブルは流動性がなかったのである。だから、バブルが崩壊した時に誰も逃げられず、土地を担保に取っていた銀行も巨額の不良債権を抱えることになった。チューリップ・バブルも同様だ。いくら球根の値段が高騰していても、みんながチューリップなんて大したことはないなと気付いた途端に、それは二束三文になってしまった。チューリップ・バブルも流動性がなかったのである。