マハティール首相が優れているのは「ハンズ・オン」であるということだ。何事も人任せにしないで、必ず自ら手を下すのだ。実際、今回も機械部品の金型製造技術を移転するため、マレーシアの経営者を引き連れて大田区の蒲田や大森の金型工場を訪れた。マレーシアではまだ精度の高い金型を作ることができない。したがって自動車などのコアの部品(チャイルド・コンポーネント)が作れず、日本から輸入せざるをえないから輸出競争力が低い。それを日本から学んで国内で製造できるようにしようと、自分が先頭に立って動き回っているのである。