かつて日本国債の格付けがボツワナと同格にランクされた時、当時財務大臣だった塩爺こと塩川正十郎氏が「国民の多くがエイズ患者である国と同格とは何事か! なぜこんな格付けが行われるのか!」と怒ったが、ボツワナはダイヤモンドの原石が採れるので、いざという時にはダイヤモンドを売って借金を返すことができる。ところが日本には、資源と言えば人間しかいない。人間が働いて返していくほかないのである。その人間も、労働人口がどんどん少なくなり、高齢者ばかりになる。ボツワナよりも事態は深刻で、格付けに対して怒れるような立場ではない。