中国の労働の質は、なぜか北へ行くほど良くなる。とくにプリント基板の組み立てなどの細かい作業は、南よりも北の労働力のほうが優秀だ。労賃の安さだけなら、内陸部の武漢、成都、雲南あたりへ行けば4000~5000円だが、労働の質まで考えたら大連がベストだと私は思っていたわけである。

ところがベトナムで『ナイキ(NIKE)』の契約工場を視察したら、月給は最低賃金の3500円に少し上乗せした4000円ぐらいだと言っていた。なんと大連の半分である。