従来、急成長企業のメルクマールは創業10年で年間売上高1000億円だった。そういう企業はめったに出現しないものである。『マッキンゼー』のドン・クリフォードという人が手がけた「スレッシュ・ホールド・カンパニーの研究(しきい値の研究)」によれば、ほとんどの企業は年間売上高250ミリオンドル、当時の為替レートで言うと500億円ぐらいに成長したところで止まってしまう。つまり、商品が良かつたり勢いがあったりすれば250ミリオンドルまでは何とか到達するが、それ以上に成長するのは至難の業なのだ。

ところが、最近のアメリカ企業の状況を見ると、これが全然違ってきている。成長の上限が500億円や1000億円どころではなく、創業10年で10ビリオンドル、すなわち1兆円の大台を超える企業が『マイクロソフト』だけでなく『オラクル』『サン・マイクロシステムズ』『シスコシステムズ』「DELL』『ゲートウェイ2000』など、続々と生まれているのだ。