たとえばMITでは、1日24時間・1年365日、図書館が閉まる時はない。コンピュータも自由に使えるし、どのコンピュータからでも自分のファイルにアクセスできる環境を昔から整えている。経営大学院のスローン・スクールには実践さながらの株式売買のトレーディングルームまである。理科系ならば試験管、ガラス管、ガスバーナーなどの実験道具が、自分のサイン一つで好きなだけ持ってこられる「サプライセンター」という所が四六時中、開いている。だから私たち学生は、夜中でも安心して研究を続けることができた。一方、日本の大学では研究室と癒着した特定の出入り業者がやってくるだけで、MITの「サプライセンター」のような所はなかった。彼我の差は歴然である。