いまアメリカ経済が比較的好調な理由は、実学を身に着けたフットワークのいい人たち、あくなき勉強を続ける人たちが世界のどこよりも圧倒的に多いからだ。社会人になっても自らを向上させるために再び大学(院)に入って新しいことを勉強し、学位を取得して出ていくという世の中なのである。アメリカの社会では、底辺にいる5分の1の人たちは、この10年間の繁栄にあずかっていない。アメリカ全体の平均年収が上がっているのに、彼らの平均収入は下がっているのだ。つまりトップ5分の3が伸びて、ボトム5分の1は落っこちている。これはアメリカ経済の陰の部分だ。