――銀行の場合、預金者は行きずりの人間ではない。みんなその銀行でNHKの受信料や電話料金や公共料金を払い、住宅ローンをコツコツと返している。そういう長くて深い付き合いがあれば、その人にいくら貸してもいいのかということはだいたいわかるはずだ。そしてその時の金利は15~18%ではなく、3%以下にできるはずだ。なぜかというと、預金者には0.3%足らずしかくれていないのだから、若干の取りっぱぐれがあるとしても、普通に経営していればそれで十分、お釣りがくるはずだからである。つまり、銀行は消費者金融なんかやらないで、預金者に対する“融資”をすべきなのである。