現在の日本の行政は縄のれん方式、つまり“のれん”のように各省庁が縦割りに機能していて、左右には何もつながりがない。各省庁や自治体と個人との関係もそれぞれバラバラに機能している。したがって、住民サービスの効率がすごく悪い。生活者の立場から見れば不便なことばかりで、役所の都合で振りまわされている。住民票や印鑑証明、自動車運転免許、パスポート、厚生年金、健康保険などの手続きをしようと思ったら、そのたびに違った役所に出向き、待たされ、名前、現住所、本籍、生年月日など同じことを何度も書かされる。国民はなぜ、こんなばかげたことを強いられなければいけないのか。どこの役所でもコンピュータによる能率化、省力化、データベース化を進めていて、住民サービスの向上だと言うが、バラバラにやっているから互換性がなく、コンピュータ同士の対話ができないので、生活者にとってはあまり便利になっていない。役人の仕事が楽になっただけである。(平成維新の会「日本を変える法案集」3)