小泉内閣は竹中氏のマネーサプライ理論に基づいて、極端な量的金融緩和政策を行った。ところがいくらマネーサプライを増やしても、日本の消費はまったく伸びず、物価指数も上向かなかった。お金はツルツルと上っ面を滑っていくだけで、市場にはまったく吸収されなかったのである。

日本の通貨量の対GDP比率を見ると、15%を超える状態が続いている。これはドルの3倍近く、ユーロの2倍近い数字である。人口1億3000万人の日本に、人口3億人の米国やヨーロッパと同じだけの紙幣が流通しているわけで、この状態は尋常とは言えない。