同じ料金でサービスを向上させれば実質的な値下げになるが、こうしたサービス品質調整のバイアスもかかっていない。例えば携帯電話の利用料金は、物価指数の中で占める割合は2%を超えている。これが今30%安くなる、といえば、指数は何と0.6%もデフレ側に振れるのである。auやソフトバンクはその見返りとして電話機の値段を一気に上げた。しかし、これは減価償却部分だけしか物価に組み込まれないので、インフレの影響はほとんど出ない。一般消費者の出費ではあまり変わらないのに、提供者側の作戦で、物価指数は大きく上がったり下がったりしてしまうのである。