今のように最後は国にすべて面倒を見てもらう、またそのために若い頃から公的年金などの負担をする、という前提は一度、全部見直す必要があるのではないか。前章で見てきたように、国は約束した負担を払いきれない。その蓄えがないし、少子化する過程で支払う側の負担が大きくなりすぎる。結局いくら今負担しても将来は払われないだろうと予感している若い世代は、すでに年金の支払いをボイコットし始め、納付率は目標80%に対して実際には66.3%にとどまっている。