現役で働いている人たちを対象にした「誰に貯蓄を残しますか?」というアンケートでは、日本人の圧倒的多数(71%)が「未定」と答えている。これも日本人の経済心理が世界のなかで異質であることを物語る統計である。ドイツでは78%が「貯蓄は使い切る」と答え、香港、オーストラリア、アメリカ、スペイン、シンガポール、イギリスなどでも「貯蓄は使い切る」が過半数を越えている。中国では「使い切る」派が日本と同じ20%と少数だが、半分以上の人(51%)が「相続人に引き継ぐ」と答え、家系や血脈を大事にする中国人らしい考え方を示している。一方、日本人のほとんどが「未定」なのは、「何も考えていない」証拠である。