アメリカは世界の市場を睨みながら、金利を主変数、マネーサプライを従属変数として、アコーディオンのように1.0%から6.5%まで数年で変えられる力を持っている。日本にはこのような真似はできない。日本の戦後の平均金利は5.5%ほどだが、今金利を5%に戻したら、銀行を含めて潰れる企業が山のように出るだろう。

金利が世界からお金を引き寄せる手段として使われるのが、ボーダレス・エコノミーの特徴である。だが、金利を上げる競争になると、経済の本質的な強さが問われることになってしまうのだ。