2007年から大量退職が始まった団塊の世代は、セカンドライフにどんな意識を持っているのだろうか。意識調査によれば、「60歳を過ぎてからも働き続けたい」という人が、仕事の目処がある人(22.8%)と未定(55.4%)を合わせると78.2%に達する。仕事以外には関心が向かない、というのが実状である。

また、彼らが受け取る退職金は5年間で85兆円(この額はオイルマネー、あるいは中国の外貨準備額の半分に匹敵する)と推計されているが、その使い道を見ると、借金を返済し、買いたい物を買った後の実に51%分が(またまた運用成績の芳しくない)金融資産の増加に向かってしまう。今よりさらに、消極的な金融資産が積み上がるということだ。一方、「消費などの支出」はわずか8.5兆円と、受け取る退職金の一割でしかない。