最近、旧ソビエト連邦の国々にフラットタックスが急速に広がっている。日本はOECD諸国では所得税率が最高に高い国であるが、年金はいらないとか、遺産の3分の1は寄付するとか宣言すれば、宣言した年から、その人に関しては累進制を免除してフラットタックスにするのも効果があるだろう。貢献に応じてフラットタックスのレベルを変えてもいい。例えば「年金はいらない」と言った人には一律に20%の所得税(地方の取り分を含む)、加えて「遺産の3分の1は国家の借金返済に使ってくれ」と申し出た人には一律に15%の所得税(住民税を含む)という具合である。今、ロシアの景気がすこぶるいいが、これは2001年に一律13%のフラットタックスにしたからだ。10年ほど前にはマフィア経済が蔓延し、金融危機に陥ったが、このように低い税率なら隠す人はいなくなる。レーガン革命の時と同じように、市場に一斉に金が出てきたいい例だ。