オーストラリアやイギリスでは「保険・年金準備金」の比率が高いが、それは保険や年金の運用利回りが良く、八%前後もあるからで、保険や年金準備金は金融商品として位置づけられている。現に2006年の資産運用実績の国際比較をするとオーストラリアが一番高く、平均でも11%で回っている。また同国のスーパーアニュエーションと呼ばれる老齢退職金は単に利回りがいいだけではなく、若いうちにバケーションなどに行く時にも、加入者にはいろいろな特典が用意されている。この基金が買収し運用しているグレートバリアリーフなどのリゾート地が加入者には格安の条件で使えるからだ。年金を使い込んで全国にグリーンピアを建設し、二束三文で売却せざるを得なかった日本との落差の大きさに“溜め息”が出る。