[めん処] 天満屋

――きしめん、味噌煮込みうどんで庶民革命を起こす

「衆議院初当選の頃(1993年)からのいきつけ。自転車の街宣の途中なんかにふらっと立ち寄れるのがここ。数あるメニューでもお気に入りは味噌煮込みうどんときしめん。店主一家とは父母の代からのつきあい。」

●愛知県名古屋市中区橘1-20-19 TEL/052-321-1816 営業時間/平日11:00~14:30、17:30~21:45 日祝11:00~15:00、17:00~21:30 不定休 座敷12席、椅子22席 カード不可

店舗は明治8年に完成の建築物

1.天ぷら味噌煮込み定食(1650円)。スープはソーダ鰹、ムロ鰺、鶏がらでとった出し汁に3種類の味噌を加える。喉ごし十分のうどんが絶妙のバランス。単品では700円。
 2.魚フライ(400円)。めかじき。仕入れは中央市場で鮮度抜群。「原価割れ覚悟。売れれば売れるほど赤字」とは店主の弁。ビールが何杯あっても足りない。
 3.きしめん(450円)。するっとかっ込める。
 4.カレーうどん(650円)。さらっとしたスープがこの店独自。

[うなぎ] しら河 浄心本店

――見た目も「なぞの天ぷら」に、意外な人気が集まる

「櫃まぶし言うたりゃこの店。料亭でご馳走よばれた後にサッと食うんも格別。味もそうだが、“余った鰻をどうするか”っちゅう倹約精神が生んだ料理で、名古屋人のソウルフードと呼ばにゃいかん」

●愛知県名古屋市西区城西4-20-12 TEL/052-524-1415 営業時間/11:00~14:30、17:00~22:00(21:00LO) 年中無休(年末年始のみ休業) 個室1、その他68席 カード可

1.上ひつまぶし(1680円)。国産の鰻をごはんに。取り分けた1膳目はそのまま、2膳目は薬味をのせ、3膳目は吸茶(すいちゃ)をかけてサラサラと。鰻の持つ3通りの魅力を堪能。
 2.う巻(420円)。鰻と卵のコラボが実に優しい味わい。うなぎ肝焼(630円)。
 3.なぞの天ぷら(525円)。仕入れ先を吟味した北海道産のスルメを天ぷらに。いくら食べても手が伸びる。“見た目がよくわからないから”というユニークなネーミングとも相まり、人気メニューに。
 4.骨せんべい(420円)。 

(構成・文=松山幸二 撮影=川島英嗣 名古屋弁校正=川脇哲也)