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図11/7割以上が部下を積極的に褒める

1500万円社員のうち「部下のいいところを積極的に指摘する」という上司は72.5%いる(図11)。ところが600万円社員では62.8%に下がってしまう。

モチベーションを強化するハムナーの理論によれば、人は褒められたり叱られたりすることによって動機付けされる。上司の中には部下を叱ることには慣れているが、面と向かって褒めることは気恥ずかしいと思っている人もいる。しかし、今の時代の部下は、口に出して言わなければ通じないと考えたほうがよい。部下が「これは頑張った」と思っているところを見つけて褒めるのである。見当違いの褒め言葉は反発を招くだけだが、核心を突いた褒め言葉は部下のやる気を高めるだろう。

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図12/74%が部下に寄り添って仕事を進める

上司はプロジェクトから脱落者を出さないように統率する役目を負っている。そのために「部下の理解度を確認しながら仕事を進めている」と答えた1500万円社員は74.4%(図12)である。マネジメントの研究「コンティンジェンシー理論」では、部下の性格や能力に応じてやり方を変えよと説いている。部下の理解度を確認したら、それに応じたマネジメントが求められるということになる。

仕事を与えられた部下は、やる気のある者ほど無我夢中でとり組む。しかし処理しなければならない事柄のすべてに全力でとり組んでいては、全体的な効率が落ちてしまう。全体を俯瞰する立場にいるマネジャーが「それは重点的にやれ」「これは手を抜いてもいい」「先にとりかかれ」「端折って後回しにしてくれ」などとメリハリを利かせて交通整理をするようなアドバイスをすべきである。それには個々の部下の状況を把握しておく必要がある。