手本のない時代になった――。あなたの仕事人生は今後上昇するか、それとも停滞するか? 2000社の赤字会社を黒字にしたトップが直接アドバイスする!

上昇:行動する人
停滞:横着な人

これからの世の中で、絶対に伸びない人間は次の4つのタイプです。

(1)怠惰・ルーズな人
(2)信用がない人
(3)弱い者に高圧的に接する人
(4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人

会社力研究所代表 長谷川和廣氏

私は、これらすべての人を“横着者”と呼んでいます。高度成長期では、このような人たちでも無難に定年を迎えられました。なぜなら世の中がどんどん成長する“上りのエスカレーター”のような時代だったから。立っていれば世の中が勝手に上のほうまで運んでくれたのです。

しかし今は下りのエスカレーターの時代。必死で足を動かしても、なかなか上りきることはできません。そんな時代に“横着して停滞している人”は、その場に留まるどころか、どん底に近づいている。

――つまりそのような人は生き残れない……。

特に会社側は、そんなタイプの人を嫌がる。部下の手本にならないどころか、部署全体のモチベーションも下げてしまう危険性があるからです。対外的にも評判が悪いし、利益を会社にもたらすようなチャレンジをしないわけですから。